和名:ヨコヅナサシガメ
学名:Agriosphodrus dohrni
大きさ:16~24 mm
採集できる季節:5〜6
採集できる場所:奈良教育大学の吉備塚のクヌギで採集される。
説明:里のサクラやエノキの木によくみられます。昔は九州だけでみつかりましたが、分布を広げています。虫やクモの体液(たいえき)を吸血鬼(きゅうけつき)のように吸って生きています。カメムシのなかまです。

本州(ほんしゅう)の中部地方(ちゅうぶちほう)から西(にし)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • つやつやとした黒い色で、大型のしゅるいです。
  • 結合板上に黄色っぽくて白い紋(もん)をもっています。
  • 肢(あし)のき節と、腹部の端(はし)下面は、暗赤色です。
  • 頭は長い。
  • 前胸背(ぜんきょうせ)の前葉(ぜんよう)は、小さく、まん中に深い凹みがある。後葉(こうよう)のまん中にもはばの広いたて溝(みぞ)がある。
  • 結合板(けつごうばん)は、葉状(ようじょう:はっぱのようなかたち)にひろがり、それぞれの節の背方はまるくふくらんでいる。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑III 北隆館

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館

サシガメの幼虫の横から見た写真 サシガメの幼虫の食事のようす